今日は実家に戻り法事でした。
身近な人たちだけで行った実家で行う最後の法事。
明正寺の御院議さんの法要が終わり
懐かしいウチのおじいちゃんやおばあちゃんの思い出話をしてくださいました。
寡黙だったおじいちゃん、おばあちゃんは声がよかったとか。
昔は法要の際、お布施としてお米をもらっていた時があり、
各人が持ち寄ったお布施のお米を最後に大きな袋に入れてもらって持ち帰られて
いたそうです。
その時、どうしても畳にこぼれ落ちてしまうお米を、一粒ひとつぶ拾い集めて
「もったいないですけえねぇ」と、
おばあちゃんが言いながら入れていたそうです。
お米一粒ひとつぶ・・・それを作るために何度も田んぼに通い色んな想いを込めて
作られていること
いつも「もったいない」と口にはしていたけれど、
「もったいない」の本当の意味を教えられた気がしたことをよくお話されるそうです。
なんでも便利になり、すぐに手に入る時代に、
どこか「まあいいか」的な発想になってしまう自分が少し恥ずかしく感じました。
一つひとつのものにたくさんの心が詰まっていること改めて教えて戴きました。
そして、お釈迦様の言葉に『天上天下唯我独尊』という言葉があるけれど、
『この世で一番尊いのは自分である。
なぜなら自分という存在はこの世に一人しかいないからである。』
でも、それはそれは決して自分勝手でいいという教えではないというお話。
わかりやすく言うと
でも、それはそれは決して自分勝手でいいという教えではないというお話。
わかりやすく言うと
『自分という存在は誰にも変わることのできない人間として、生まれており、
この命のまま尊い。』という意味でした。
自分を大事に生きて、他者とも共感しあい、
響きあって生きていくこと
故郷を離れても、その地でお世話になったことに
感謝しながら、
またどこかでその大事な人たちに
お返しできるような生き方がしたい
と感じました。
詰まっています。
でもこれからは心の中の風景になります。
少し切ないけれど、最後のいい時間が過ごせました。
感謝を込めて・・・ありがとうございました。
報恩感謝。