学習性無力感!?

2015.10.01

(株)キーレックス 財務advancen二日目です。

荻野先生の余談の中で、魚のお話が面白かったです。
ある研究でわかったこと。
水槽に小魚を食べる魚を入れます。
プラスチック板で水槽に仕切りを作り、一方には小魚を。
当然大きな魚は小魚を食べようと向かいます。
食べようとすると、コツンと仕切りにぶち当たります。
何回かチャレンジしているのですが、その度にコツン!コツン!
そのうち大きな魚は下に沈み、動かなくなるそうです。
つまり、どんなにチャレンジしても、決して
満たされることはない! ということを学習して、
『無力感』で動かなくなるんだそうです。
これを【学習性無力感】というそうです。
米国の心理学者マーティン・セリングマンが1967年に発表した概念です。
抵抗することも、回避することも困難なストレスに長期間さらされ続けると、
そうした不快や状況下から逃れようとする自発的な行動すら起こらなくなる現象です。
これ人間も同じです。
これは個人の問題だけではなく、
さらに その人を見て 《集団学習性無力感》 が起きます。
人は学習する動物ですから。
学習とは、いい学習ばかりではなく、暴力や無力・・・すべてを含みます。
延々怒鳴りつけて「お前らは何も考えない!」と言われても、
辞めることすらできず、烏合の衆団として何とか働いている。
そんな会社やチーム・・・見てきたような気がします。
いや〜〜どうせならいい学習をしたいですね。
初めからダメな人間だと思う人を採用する会社はないでしょう。
ダメにしたり、学ばない(学べない)集団にしたのは誰でしょうね。
人はいくつからでも、いつからでも変わることができます。
無力感から抜け出せる人でありたいし、
無力感を植え付けず、無力感から抜け出す手伝いのできる人でありたいですね。
財務の研修は苦手ですが、余談の話からまたまた刺激を戴いたいい一日でした。
報恩感謝。
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