定例のハウスメーカーさんの新任管理者フォローアップ研修。
昨日の研修、そして多面評価を受けてのグループディスカッション。
その二日目のグループコーチとして入りました。今回のメンバーは4名。
元気いっぱいの勢いのある若い店長たちの中に、
一人難しい表情の部門室長がいました。
特殊な部署のため課員は年上のベテラン揃いだそうです。
「昨日からずっと自分がこの場にいることがどこか場違いな気がしています」
フムフム・・・それで難しい表情かあ!
特殊な部署のため課員は年上のベテラン揃いだそうです。
「昨日からずっと自分がこの場にいることがどこか場違いな気がしています」
フムフム・・・それで難しい表情かあ!
実はよくある話です。
経営者の方からは「何を言っているんだ!」とため息が聞こえそうです。
ベテランの年上の課員で、各自が個人商店的に動く部隊
・・そのリーダーになるとつい指導の必要もないしいちいち注意もできない。
チームとしての活動も求められてはいない・・・。
だからチームとしての機能は必要ないので、リーダーになったわけも、
リーダーとして研修のこの場にいることも意味がわからない!
すでに半年以上経った今でも悶々と続いていた思い。
管理職に任命した理由も、動機付けもされていないのかもしれませんが、
引き受けたという責任も感じられない。
十分に今この場にいる意味はあります。
どんな組織にもリーダーは必要であるし、部の経営戦略もあるはず。
それを遂行する為に、課員が適切な行動ができているのか、
より効果的に動ける環境を整えているのか・・・やるべき事は山積みのはず。
そこから逃げている限り、リーダーとしての覚悟を決め兼ねている限り、
何度でもこの場に出てくる必要があるのかもしれません。
最後の最後で
「自分は環境を理由にただ逃げていただけだったのかもしれない。
リーダーとして今できることからすぐに着手します」と宣言がありました。
あれほど思い悩んでいたリーダーが立てたアクションプランは、
メンバーの中でも一番見えやすく、すぐに行動に移せる具体的なものでした。
もっと早く気づけば、この二日間は自分のために吸収できることは
たくさんあったはず。
自分の心の違和感が、自分の学ぶチャンスをフイにしてしまっています。
それどころか、一緒にいるメンバーの学ぶ機会を奪っています。
それでもそこに気づき、やると決めた瞬間から全てはスタートしました!
リーダーは、リーダーのスキルを身に付ける前に、
リーダーであることに覚悟と責任を持ち、全力で取り組むという
マインドの切り替え、そして決意と覚悟が重要であると改めて感じた日でした。
他のメンバーとホッとしたとともに、これからまだ続く電話コーチングで
しっかりそのモチベーションが続くお手伝いをしていこうと強く思いました。
お疲れさまでした。報恩感謝。