修大生とモーリーの15日間?10
ここにきてとうとう3回欠席者が出た前回です。
出欠のルール違反が出た場合、グループで救うかどうか決めるというのがルール。
全員で単位を取って笑顔で終了!が目標です。
一週間でそのメンバーを救うのかどうか決めるように
そのグループメンバーに投げていました。
彼らは前回まで何もしなかったわけではなく、LINEで何度も呼びかけたと言います。
「しかし、LINEはたかがツール・・・顔の見えないやり取りで何がわかるのか!」
そう伝えた後、彼らは直接本人と会うために手を尽くして何とか会えたようです。
本人が、ここに至った経緯と、自分の中で起きた気持ちの変化も正直に伝え、
謝りました。
そして、リーダーを中心に、メンバーも最初の怒りや救いたくないと思ったこと、
会って本音を聞いてみて、やっぱり一緒に最後までやろうと考えた事など、
正直に本音で一人ずつが伝えました。
クラスの一人ずつ聞いたところ、きちんと気持ちも伝わり納得して一緒にやりたい
という結論に至りました。
一応、全員が体験済み課題を来週クリアすることで再受講の正式決定です!
代償が必要であることも経験してもらいましょう。
最初のキッカケはワークで使用するカードの準備をしていなかったこと。
二度目は、そのカードで作ったものでプレゼンをする日だったので
参加できないと考えてしまったこと。
・・・そこから、もういいか!しょうがない。
で、連絡せず三度目の欠席です。
ほんの小さなことが、本人にとっては大事で行けないと自分で思い込む。
そこからどんどんと自分で参加できない状態を作り出してしまう。
そして自分を諦める。
通常なら、3回欠席で終わりなんでしょうが、
簡単に切りたくもないし、こんな時が一番の学びのチャンスです。
失敗をどうリカバリーしていくのか、諦めずに本気で考えてみること、
他人事ではなく、自分ごととして考えてみること!
例えば、就職採用・・
企業や組織は、彼らのもつ小さな現在価値に投資するわけではありません。
彼らの、これからの未来価値に企業や組織は投資するのです。
未来で花咲かせるはずの彼らが、
今この大学生活の中で(もしくはここまでの人生の中で)、
色んなことを安易な理由でダメだと諦めたり、やる前から諦めたり、
投げ出してしまうことを学習させたくないと考えます。
またこれまでそれを学習してきたなら、そうではないことを学習してほしい!
学校では勉強や専門スキル、資格取得など学んでいきます。
でもそのためには、目標設定スキルや、意思決定スキル、
ストレスマネジメントスキル、コミュニケーションスキルの構築が必要です。
それを学習していっても、うまくいく人、いかない人の違いが出てくるのは、
その土台となる【自己肯定スキル(セルフエスティーム)】が
不足しているからです。
ここが決定的に弱すぎる学生が増加しているように思えてなりません。
ライフスキルが不足しています!
ライフスキルとは世界保健機構(WHO)が日常の様々な問題や欲求に対して、
より建設的に対処するために必要不可欠な能力と定義づけた10の技術のこと。
小学校、中学校と学び、高校さらに大学と学んで行くはずなのに、
成長とともに自己肯定感を喪失していき、チャレンジができなくなったり、
自分の可能性を信じられなくなっていくのはどこかおかしいと思いませんか!?
強く、優しく、しなやかに建設的な選択のできる学生を育てていきたいと思います。
どんどん一緒に学んでどんどん変化しています。いい表情になってきました。
みんなで学んだいい一日です。
ただ、この場面にいて欲しかったメンバーが欠席だったのが残念ですが・・・。
午後からは修道オープンアカデミー・・・いい環境の部屋で気持ちよくワーク♪
11月最終日・・・いよいよ2016年にむけてラストの12月に入ります。
最後の締めくくりに向けていい一日でした。
報恩感謝。