二日間かかった大学最終レポートの採点と成績入力終了しました。
レポートを読めば読むほど感じたこと。
「人間関係がめんどくさい」「コミュニケーションが取れない」
「人と関わるのが怖い」・・・
そういう学生たちでも、15回の講義を通して
関わることの大事さ、人間関係の重要さを感じていました。
そして、関わることで広がる様々な考え方ややり方を学んでいました!
【人は誰でも、誰かとつながっていたい!】のだと信じます。
ただそのつながり方を学ぶ過程の中で、ちょっとした言葉の行き違いとか、
ひと言に傷ついたり、怒りを感じたり・・・
だんだんと関係を作ることを遠ざけていきます。
それは、自分自身の基本信念(ライフスタイル)が影響しています。
大学生に多いのは、大学に入る前まではそんなに不自由を感じていなかったのに、
大学に入り、クラスという括りのない中で初めて会う人たちとどう関わりを持つか
難しいと感じて段々とめんどくさくなったり楽しさを見失ったりしているようです。
また、小中高のどこかで、すでにイジメや仲間はずれなどの体験などをしていて、
自分の存在をあやふやにしている学生もいます。
自己肯定感がとても低いところも共通しています。
それでも少しずつ触れ合い、色んな体験をしていく中で、
【つながり】の温もりと力強さ、そして他者から勇気をもらえることを
感じ取っていました! そして自分自身を受容することも。
最終的には1名脱落という結果にはなりましたが、
その学生のことを通じて、チームワークやつながりを強めてきました。
そこに全員が感動を覚えていたことにまた感動を覚えました。
正直、学生たちはもっと冷ややかかとも思いましたが、
本当に自分ごとにして学んでいました。
【つながり】は人と人を尊重し合い、共感し支え合い、共に成長していくために
欠かせないものだと再認識させてくれました!
同時に、他者とのつながりで自己肯定感を高めていくこともできることも。
世の中では様々な事件が起きていますが、ここの欠落が大きく影響しているように
改めて感じます。
人は誰でもより良く【生きる力】を持っています!
つながりをちゃんと持てる人を育てていきたいと改めて感じています。
基本信念(ライフスタイル)
アドラー心理学では、10歳ぐらいまでに、親やきょうだいとの関係の中で自己概念や世界観・自己理想・・・
基本的信念としてのライフスタイルを形成していくとしています。
一般的には、性格とか人格とか呼ばれているものですが、
アドラー心理学では「人生の運動の線」「運動の法則」「その人特有の生き方のくせ」というような
語感を大切にするためにライフスタイルとしています。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
報恩感謝。