ハウスメーカーさんの新任リーダーフォロー研修の一日。
今日の担当は4名で営業畑の方は今回はなし。
4名グループと5名グループがありますが、4名で余裕かなと思いきや・・・。
そう簡単にはいかないもの。
前日から研修と多面評価を受けてディスカッションを受けている皆さんです。
一人の方がどうにも納得のいかない様子。
ご自身が一番気にかけて、出来ていたつもりのコミュニケーションに関する
評価が自己評価と大きな差がでていました。
お聞きしてみると、部下との時間も取り、しっかり報告・相談を受け、
それに対しての指示を与えてきていたので、
まさかここまで部下の評価が低いとは・・・。
言葉を失っていました。
部下の目・・・上司の目・・・違うんですよね。
間違いがあってはいけないから、事実を正確に聞きとり、
それに正しいアドバイスを与えようとする上司。
相談や報告もしながら、自分の考えや気持ちも汲みとってほしい部下。
人が伝えているのは、事実とそれに対しての自分の考え、そして気持ちです。
傾聴が大事だと心がけていても、聴く方の焦点がどこに当てられているかで、
受け止めてもらった感が全く違います。
事実だけに焦点が当てられたアドバイスが入れば、
部下は聞いてもらった感がなくなります。
そこが大きなポイントでした。
そして、上とのやり取りの様子・・・微妙な関係は部下も敏感に察知します。
他者へのフィードバックタイムも含めて、終盤まで凹みっぱなしのため息が
止まりません。
仕上げのアクションプランでその方が出したプランの中には・・・
すぐに個別の面談を実施し、自分のビジョンを伝えた上で、
部下と一緒に目標設定をし、納得して行動してもらえるようにする。
部下の行動に感謝の気持ちを込めてひと言を添える。
考えや気持ちを受け止めた上で、アドバイスやフィードバックを与える。
グループメンバーからの温かくも厳しいフィードバックで、
部下への信頼が足りていないこと、感謝の気持ちが足りていなかったことに
気づいたと、最後は明るい笑顔で返して頂きました。
よかった・・よかった!
ほんの少し自分の見方を変えただけで、そこまで気づけるとはさすがです。
自分以外、部下も上司も全てお客様!
お客様を大事にするように、部下や上司もお客様であると考えていくと、
接し方にもおのずと変化した経験があります。
上司も自分たちの仕事を進めやすくしてもらう存在ですし、
部下も部門の目標達成を可能にしてくれる大事な存在ですから。
最後のみなさんの笑顔でホッとしました。TELサポートが楽しみです。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
報恩感謝。