心よるところ皆ここにあり

2016.05.27

呉市郷原にある 社会福祉法人 三篠会 あすらや荘に伺いました。
昭和51年に日本で初めて聴覚障害者専用養護老人ホームとしてスタート。
「あすらや」という名前は、当時、社会で隔絶された生活を送ってこられた方々に
とって、仲間と共に過ごす最後のすまいであることをあらわしているそうです。

「アースラヤ=心よるところ皆ここにあり」 インドの古語に由来
40年を迎えた今、ハード面では施設の老朽化に伴う改修の必要性と共に、
ソフト面で経験がある半面、その経験に囚われ流されてはいねいか、
その大切な心をどこかに置き忘れてはないか・・・
もう一度改めて、施設をあげて心を一つにしていく研修を実施したいとの意向です。
荘長、施設長、相談員さん4人と面談させて頂きながら、
キャンパスでの課題を辛辣に捉えて、よりよい施設にしたいとの想いが
伝わってきました。
法人での研修は定期的に実施されていますが、
キャンパス内でのソフト部分への研修は初めて・・・だからこそ想いも期待も大きい!
施設長から、今年も部署ごと、個人別に目標設定をしてもらったけれど、
自己評価は絶対に落としてはいけない!自己肯定感を下げてはいけない!
と話されるそうです。
一人ひとりが大切な存在であることを忘れないでほしいという願い。
利用者さんにとって「ここにきてよかったね」と言われる施設でありたい。
そこで一つお願いしました。
利用者さんにとって「よかったね」は、働く職員にとっても
「ここで働けてよかったね」であってほしい。
それが、大きくは三篠会の「よかったね」にも返っていき、循環していくと考えます。
すると施設長から、
「そうですよね。働く職員の満足は口に出していいんですよね!
自分たちの満足なくして利用者さんにほんとに喜んで頂く福祉はできないです!
時間も長い、一所懸命に働いても所得がいいわけでもない。
自分たちの仕事に誇りややりがいを持てる施設でなければいけませんね」と。
目指すところはすぐに一致しました。
あすらやの風土「心よるところ皆ここにあり」まさにここを目指す研修です。
嬉しいのは、施設トップお二人そして進める相談員お二人の気持ちが
一致しているということ。
先ずは要になるリーダークラスからスタートさせます。
また楽しい出会いを頂きます。
心をこめて準備に入ります。
早めについて立ちよったグリーンヒル郷原・・・高台にある緑豊かな風景です。
心よるところ皆ここにあり

改めてほんとうにいい言葉ですね!

私たちは会社、組織をなぜ創るのか、なぜ会社、組織で働くのか・・・に通じます。
いい出会いに感謝です。
今日もぶろぐに来ていただきありがとうございます。
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