学生たちの≪はたらく価値≫とWLB

2016.06.09

修大生からのレポートが届きました。

月曜日 「はたかち」カードメソッドを使い、働く価値(内的キャリア)
考えてみました。
20枚のカードから3枚を選び、さらにそこから3つのキーワードを出しました。
それを書き出してみました。
 
確かにまだ見えない仕事生活に対しての不安は抱えています。
一つひとつの言葉を捉えると、安定や安心、趣味や自分・・・などと
あげてはいますが、その3つのキーワードで見ていくと、
ハッと気づかされることがあります。

もしかして、彼らは仕事を中心に日常が動く親たちの姿を見て、仕事ばかりじゃなく
家族との時間や、趣味など、プライベートの充実感も得たいと考えているのでは??
もちろんワーク・ライフ・バランスとクオリティ・オブ・ライフについて
話しをした時、知っている学生はいませんでした。
でも、私たち以上にライフ・ワーク・バランスを
考えているのではないだろうか!?

震災や自然災害、戦争などで一瞬に失われていく日常をすぐ近くでみたり、
TVで見て育っています。
また、リストラにあった親なども実際に身近でいる学生たちもいます。
またウツ病など心を病んだ親であったり、
自分自身がウツ病や引きこもり、イジメ体験を持つ学生がいます。
知らず知らずのうちに、一生懸命に生きるということは、仕事ばかりの人生でもなく、
ある程度の安定や安心感の中で、仕事もプライベートも充実したほうがいいと
親や大人を反面教師として学んできたのかも・・・。
その中で大人たちの姿とのギャップや社会とのギャップが不安材料として
のしかかっているのかもしれません。
私自身、本気でワーク・ライフ・バランスを意識し始め、
自分に取ってのクオリティ・オブ・ライフを考え始め、
ワーカーホリック人生を修正し始めたのも、自分が体を壊したり、
両親の生活変化を感じはじめてからでした。
実は、がむしゃらに仕事に駆り立てられ、
仕事に追われた感があったころよりも、
今の方が、数倍プライベートの時間をとっているにもかかわらず、
集中して仕事はできていますし、間違いなく仕事の質はあがっています。
そして、何よりが毎日が面白い♪
もちろん学生たちは、就活を始め様々な学生生活での課題は抱えています。
また、社会で当たり前とされるモラルや小学生のころはできていたこと
例えば挨拶や返事、時間を守る、謝る・・・
それをどこかにしまいこんでいるような部分も多々ありますが、
そこは教えられてなかったり、大学では求められなかったりもあります。
知らないは教育してできるようになればいい。
一人ひとりと話し合ってみなければ、本意は見えてはきませんが、
(これがキャリアカウンセリングです) 
改めて学生たちのレポートから考えさせられたこれまでの日本の働き方でした。
働く大人たちが、そして会社・組織が今問われる「働き方革命」・・・
学生たちのキーワードから考えてみました。
学生たちに感謝です。
さて・・・みなさんのワーク・ライフ・バランスとクオリティ・オブ・ライフは
如何でしょうか。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
アドラー心理学 ヒューマン・ギルドオリジナル認定講座 カスタマイズHappyレッスン  Facebook