朝ドラ【とと姉ちゃん】
1945年長かった戦争が終わり、
「家族を養うための事業を起こし、女性のための雑誌を作りたい」と
小さな出版社を作り、その3年後に誕生したのが『暮らしの手帖』
その大橋鎮子さんをモデルにしたドラマです。
本屋さんに行くと特別付録『美しい暮らしの手帖』像感動よりぬき復刻版付で
並んでいました♪
増刊号から約20年、編集者 花森安治氏が創刊当時を振り書いている言葉
「〈人タル二値スル生活〉〈人間らしく生きる〉にはどうしたらよいか、
行って見れば、暮らしの手帖ははじめからこの問いに取り組んで
それなりに苦しんできたようにおもう それを一つの形にしていうと、
住まいのなかでいちばん大切な場所は台所と茶の間であるという考え、
これが暮らしの手帖の一号から、いま百号になり、さらに号数を重ねていく、
その間じゅうをつらぬいている考え方だということである」
おいしいご飯を作る場所である台所と、食卓を囲む居間を中心にもってきて、
家族みんなでおいしいご飯をたべよう−そんないつか実現できそうな、
手の届く夢を紙面で提案しました。
ひとりでも多くの人がそんな暮らしをしたなら、
きっと幸せな世の中にあるはずだ。
もう二度とあんな辛い戦争は起きないんだ−
花森と大橋は「自分の暮らしを大切にすること」を、誌面を通して伝え続けました。
その精神は創刊から68年を経た現在の『暮らしの手帖』
にもしっかりと受け継がれています。 (P.4〜5より抜粋)
ドラマの中で東堂先生が、雑誌にオリジナルの包装紙で作ったカバーをかけていて
「ささやかですが、こうした心がけが小さな幸せを生むと私は思っている」
と言っていました。
戦後のモノのない時代、豊かになることを国民みんなが望み、
懸命に働き今の経済社会ができあがってきました。
モノは溢れ、美しいもの、便利なものがこれだけ散乱しているのに、
みんなが望んだ生活になっているんだろうか?
心が荒んでいる人、心が壊れてしまっている人、不幸な事件、
地域・社会とのつながりが持てない社会、家族が壊れていく社会
何かどこかでボタンをかけ違えてしまっているような気がします。
そういう私自身も、自分の存在価値を見失って生きていた時期も長かったし、
生活の基盤はできても、仕事以外に時間を費やすなど考えたこともなかった
・・いや考えないようにして生きてきた時代もながい。
それはそれで悪くはなかったけれど、結果体はボロボロというのが実態。
WLB・・・は単に仕事とプライベートの時間の長さなんかではなく、
人生の質(QOL)を高めるために、仕事、プライベート、自己研さん、
地域活動、休養など・・・納得したバランスで、それぞれの質を高めていくこと。
人生の質は人それぞれ・・・
仕事で社会に貢献しながら、
日々を充実した心豊かな毎日を楽しんで生きたい。
自分がhappyでいることで、関わる人たちをhappyにしていきたい。
やっと仕事も少し落ち着いてきて、部屋が片付いてきて・・・
日々の生活が楽しめていないと、仕事も心のゆとりのないギリギリのところで
納得のいくいい仕事はできていないのではと思います。
いい仕事をするためにも、日々をもっと大切に生きたいと思います。
みなさんはいかがでしょうか。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。