試してみるか否か

2016.12.27

朝から新任管理者のTELコーチング。
前回のコーチングから一カ月経ちます。

今回のグループの共通点は、売上の上がらない部下育成でした。
メンバーも珍しく営業支店店長ばかり。
前回、コーチングリクエストとして、部下の能力を二つの方向から診断し、
部下の状況に合わせて関わり方を換えてサポートしてみる提案を
していました。
状況対応型リーダーシップの勧めでヒューマンスキルの一つです。

変化が顕れはじめた人と、全く変わらずの人。
試してみたかどうかがすぐにわかります。
もちろんすぐに売上に繋がる特効薬などありませんから、
そのまま影響しているかどうかは断言できませんが・・・。

部下へのアプローチを意識し、
やり続けた人は部下の変化を体感しています。
一方、
「言い続けているけど、なんせ本人が動かない!」と前回と同じ応え。

部下をサポートするための自分の関わり方や指導法を換える提案であり、
部下を変えることではないのですが・・・。
上司の仕事の一つは部下への動機付けです。

やれ!やれ!がんばれ!がんばろう!といくら言おうとも
モチベーションが上がるわけではありませんから。
それでもやらない部下に原因があると聴こえてくる。
そんな風に前回も、今日も聴こえてくる感じですがどうですか!?
と話すと、
「数字を前に自分の焦りや責任ばかりを感じて、わかってはいるけれど
部下の育成に充てる時間は正直なかったです」と返事。

セールスマネージャーですから、自部門の数字と自分の数字
・・・悪ければ悪いほど両方を自分で何とかしようとしてしまうもの。

一年の終わりに丁度いい振り返りになったようです。
仕事のできる人ですから、この正月休みで修正がきっとかけれるはず。
そう、この区切りに覚悟を決めるだけ!
部下育成をする!
部下のための時間を取ると決める!

電話の向こうからなのに、何で部下の状態が手に取るようにわかるんですか?
見えるんですよね♪
ではなく、グループ研修のときのお話とその人の人柄で
それとなく状況が把握できているだけなんですけどね。
もう一度立て直しすることを約束して戴き無事終了。
やっぱり行動を起こすかどうか
試してみるかどうか
現状がうまく行っていないのなら、試してみる価値がありますね。
自分の中で悶々としているうちは、誰かに何かヒントをもらっても
行動に移すこと・・・それがなかなか難しいのですが。
上司の成長が部下の成長につながります。
試してみた人たちは口をそろえて、
来期に向けてのいい材料が出てきたと嬉しい報告でした。
さあ、もう一日がんばりましょ。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
アドラー心理学講座 カスタマイズHappyレッスン
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