あの日あのとき

2017.03.11

今日は2012年 東北大震災が起きた日です。

あれから6年・・・何を学び活かしてこれただろうか・・・そんなことを考えていたら、
ヒューマンギルド岩井先生が、ジョセフ・ぺグリード博士の言葉を
ブログで紹介されていました。
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この日(3月11日)になるとまた伝えたい:
私が日本人から学んだ10のこと(ジョセフ・ペルグリーノ博士)

2012年7月31日開催の仙台での復興支援ワークショップで

ジョセフ・ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長、
ヒューマン・ギルド 最高顧問)が配られた
東日本大震災を経験した日本人に寄せた勇気づけのメッセージです。

「私が日本人から学んだ10のこと」(永藤かおる訳)

1.人々の静けさ
わめいたり叫んだり、大げさに悲嘆にくれたりすることがなかったこと。
悲しみそのものが静けさによってより崇高に見えました。

2.尊厳 
水や救援物資を、きちんと列に並んで待つ姿。
声を荒げたり暴れたりすることもありませんでした。

3.優美さ
その時に必要なものだけを買う姿。
それにより、誰もが何かしらを得ることができました。

4.秩序を守ること
店での略奪行為がなかったこと。
路上を不法に占領したり、自動車の警笛をビービー鳴らしたりする行為がなかった

こと。みんながただ、状況を理解していたこと!

5.犠牲の精神
50人もの作業員が原子力発電所の海水の排出のためにとどまったこと。
どうやったら彼らの犠牲の精神に報いることができるでしょう?

6.思いやりの深さ
レストランは値引きをし、警備されていないATMはそこにそのまま残されていました。
弱者に対するとても手厚い配慮がありました。

7.行き届いた訓練
老人から子どもまで、すべての人が何をすべきかはっきりわかっていたこと。

そして皆が訓練したとおりに実行できたこと!

8.良心
店が停電したときに、人々はものを棚に戻して静かに立ち去ったこと!

9.報道
ニュース速報などで自制的な報道をしました。
馬鹿げたリポーターもおらず、静かな報道のみがなされていました。
  
10.天皇陛下
陛下にとって最も大事なのは日本国民であり、ご自身の健康は二の次だったこと。

日本をこよなく愛し、日本人の礼節さを尊敬してやまないペルグリーノ博士ならではの文章です。
◆2012年7月30日付けブログ 私が日本人から学んだ10のこと(ジョセフ・ペルグリーノ博士)をご参照ください。


こんなに日本人の例節さを書き出してくださったペグリーノ博士の

勇気づけ10のメッセージ。
少しずつ薄れかけていた記憶と共に、そんな行動ができているだろうかと自省。
時折、自分のことで一杯いっぱいになると、自分の周りへの配慮の無さに
ハッと気づくことがあります。
スーパーで誰かとぶつかりそうになったり、
急いでもないのに脇道からでたい車に気づいたのにそのまま通り過ぎたり、
やさしい言葉のひとつもかけれない自分がいたり・・・。
みんなが皆そうじゃない・・・とかそんな問題ではなく、
そんな行動の取れる自分でありたい。
共同体の中で生きているという自分を意識することを忘れないでいよう。
未だ復興への道が続く中で、TVでたくさんの人たちが前に向いて
歩んでいく姿に逆に勇気づけられている私がいました
復興を目指し日夜奮闘している方たちを見ていると、目先の事も大事だけれど、
共同体として未来へ向けての努力をされていて、10年、50年と
未来を生きていく子どもたちへのメッセージもありました。
あの日あのとき・・・紛れもなくそこには日々の営みがあり、
日々の幸せがあったはず。
一瞬でそれを奪ってしまう災害。
犠牲者の方たちのご冥福を祈りながら、今自分にできることを改めて考えてみよう。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
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