介護とどう向き合う

2017.04.15

このところ会えなかった友のお買物同行。
彼女は仕事をしながら旦那様の介護と向き合っている。
仕事の立場では上席を担い、忙しい中でヘルパーさんやデイケアを利用したり
ショートステイを使う。

入院の度、認知症が進む中でも調子のいい時の狭間の中でどう向き合うのか。
これまでお医者さんの言われる通りに、食は野菜中心でヘルシー食で体重キープ。
それでも夜中に起きだし冷蔵庫をあさり、食べ物を探す。
一時期は冷蔵庫に鍵をかけることもしていた。
そのパパさんが入院し、病院を訪れた時ベットに動けない状態にしてあった姿をみて
あまりに人間としての尊厳が保たれていないと連れて帰った。
再入院した時、掛かり付けのお医者さまは
「体は回復するけれど、入院が長くなればなるほど認知症が進んでしまうよ」と。
今回は短くてすみ、早目の退院。
それから少しだけ考え方を変えたと言う。
できるだけ人間味溢れる生活を送らせてあげたい!
唐揚げやトンカツが大好きなパパさん。

食べ物を食べたことを忘れてしまうけれど・・・
パパの体は大事だけれど、大好きな食べ物を一切絶っていることが
果たしてパパにとってはどうなんだろうかと考えたらしい。
たくさんはダメだけど、好きな唐揚げを少しだけ出してあげると満面の笑顔で
「美味しいな」と笑う。
大好きなお酒をお猪口一杯だけ楽しむ。「美味しいな」と笑う。
もちろんセーブはこちらでしてあげなきゃいけないけれど、
たくさん幸せな笑顔で送らせてあげたいと考え方を変えたそうだ。
なみにこのところパパさん好調だそうです!
勿論あれあれと思うこともあるけれど、
表情も活き活きしている時が増えているそうです。
人は色んなことを言うかもしれないが、私は彼女の気持ちに共感する。
自分の選択が絶対的に正しいか否かなんてわからない。
自分のことでさえ迷うのに、愛している家族であっても人の心は見えないから。
コトが起きればあの時ああしてれば、こうしてれば・・・と思うだろう。
でも、どの選択をしていてもきっともっとこうしてあげればと思うんだろう。
だから今、その時笑顔で過ごせるようサポートがしたい。
先日のHappyレッスンでも、両親の高齢化で考えなくてはいけない問題が
それぞれの事情で出始めている。
50歳人生の折り返し地点。
それまでは未来に進んでいくことだけを考えて生きていける。
でも同じようにはいかない周りとの関係が出始める。
子どもたちの結婚、親の高齢化、仕事の働き方・・・これまで通りとはいかない。
親はやっぱり死ぬまで自らの生き様で人の生き方を教えてくれる。
いいことも、わるいことも…全部ひっくるめて。
みんなどんな選択をしていくんだろう。
一生懸命に考えて、今、ここで選択したことだから・・・
その時のベターでいいんじゃないだろうか。
その年代、年代を最高な健康状態で生きることを
≪スローエイジング≫といいます。
カラダとココロと考え方が健康でなければ、どんなに美しく着飾っていても
健康であるとは言えません。
いい歳の重ね方していきましょう!!
ちなみに友が「盛矢今幸せ??」と聞きました。
もちろん・・・幸せです!
長くなりました。今日もブログに来ていただきありがとうございます。
アドラー心理学講座 カスタマイズHappyレッスン
Facebook