共同体感覚・・・

2017.08.29

朝から全国瞬時警報システム「Jアラート」北朝鮮のミサイル発射の速報

流れました。心がザワザワする。

ついこの前、キ―レックスさんの屋上から、海田の陸上自衛隊に配備されたという
パック3なるものを見てきたばかり。
グアム沖への爆撃可能性で中国地区などを通過する可能性ありと言われていたけど
北海道、東北地区を通過。
外交問題で敵対しているとは言え、武器で脅かすことで何かを勝ち取るって
どんな価値があるんだろうか。ましてや核戦争で世界は何を得るのだろうか。
ましてや、そこで暮らす人々は幸せになれるんだろうか。
地球に生きる私たちが幸せになれるのか。
その瞬間、朝から頭の中をぐるぐる廻っていたのは、『共同体感覚』という言葉。
アドラー心理学を学び始めて知った『共同体感覚』には当時衝撃を受けた。
正直、この言葉には馴染みがなかったから。
思い起こせばここまでの人生で色々な経験をしてきたけれど、
一番辛かったのは、人の借金背負う生活を送っていた時ではなく、
社研を出て、某会社で教育事業部を3人で立ち上げ一年で内部分裂した時だった。
一年間を経て反省会の時、上司に向けて
「管理される必要のない人間が3人集まって仕事をしているんだから、
 ちゃんと仕事してくださいよ」と言ってしまった。
その直後、社長から「しばらく出社に及ばず・・・」と干されてしまった。
正直、この頃が一番辛かった。
所属感、自己重要感など・・・全てが打ち砕かれた気がして
生きている価値さえ見失ってしまったから。見事なキャリアクラッシュだった。
悶々とする日々、たまたま手にした本の名前は忘れたけれど、
インナーチャイルドに関する本。
その中で、私たちは宇宙の子である・・・という文章があった。
小さな地球の日本の、ある会社の中で、干されたからといって、自分という人間の
全ての価値を失ったわけではない。
傷ついた自分、泣いている自分、がんばる自分・・・その全てを自分で受け入れ
自分で抱きしめてやらなくてどうする。宇宙から預かったこの命を役立てる。
生きたいと思った。
「相互尊重・相互信頼」を実現し、協力的な関係を築いていくことが大事。
自分を尊重し信頼し、他者を尊重し信頼する。
自分が幸せになる権利があるということは、
他者の幸せになる権利を認める責任がある。
この共同体感覚を育めない世界がかなしくさえ感じた。
未来を生きる子どもだちに、人類が生きる地球をバトンタッチしていくことが
大人の私たちの責任じゃないだろうか。
それを心にいつも抱いて今を生きていきたい。
***********『共同体感覚』******************
私たちが生きていく上で「所属」の感覚、つまり共同体に所属しているという感覚が
人間にとって必要であるということ。
アドラーにおける「共同体感覚」と言われる感覚を個人がもてるようになること・・・
これが人生の目標の一つであり、幸せであると学びました。

共同体感覚は「3つの感覚」を同時に持つこと。
1.この世において、私には意味があり、そして貢献できる存在である
 「貢献感・有意義感」
2.この世において、私は安全性を感じ、自分に対しても他者に対しても
 安全で信頼できる
 「信頼感・安全感」
3.この世において、私には価値があると言える場所がある
 「所属感」
この3つは心の健康のバロメーターです。
この共同体感覚が満たされ、「有益な側面」をみて行動しているときは、
幸せと感じ、心が健康な状態にあると言えます。

参考:アドラー心理学を深く知る29のキーワード -岩井俊憲監修/梶野真著 
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