秋空と心と

2017.09.01

『女心と秋の空』なんて言う。

  
昨日の安芸高田市朝の空         今日の夕方前の空
・・・どちらも5分もしないうちに変わる秋空模様。
私たちの心だって簡単に移ろう。
ちょっとだけ時間がかかることもあるし、ちゃっちゃと変わるときだってある。
起こった問題から逃げ出すのでもなく、向き合い乗り越えることで
事実は変えれなくても、捉え方を換え未来へ向けて歩きだせるんだ。
今日広島修道大学 コーチングファミリーの一人のメンバーからlineが入りました。
彼は前期中盤のところである人間関係のもつれで学校に来ようとすると
過呼吸を起こし電車に乗れなくなり一か月近く休んでいた学生です。
精神内科の紹介をしたり、私もカウンセリングなどでサポートをしてきましたが、
ご両親やたくさんの方たちの温かい支えがあり最後の最後で無事復帰。
その彼が、友だちのサポートもあり根幹にあった課題も何とかクリアできたこと、
そして夏休みのばあちゃんとの楽しい時間など報告してくれました。
彼から学んだこと。
親の支えってやっぱり大きい。
問題が起きた時、学校に行けないことを親が責めるでもなく、
また追い立てるでもなく、放置する訳でもなく信じて待ち見守っておられたこと。
そして彼がヘルプをかけたらすぐさま対応をされていたこと。
学校に行けなくなると、授業から遅れるからと心配して
「何でいけないのか?」「なぜ行かないのか?」とにかく学校へ行くことを促す親。
説教をしてしまう親・・・。
学校に行かなきゃいけないことはわかっていても、
どうにもできない心の状態であるのに、そこを突かれると家にも逃げ場をなくする。
悩むお母さんたちと話す時、アドラー心理学の【課題の分離】を使って聴いてみる。
親の課題、子どもの課題、共同の課題・・・親の関心が最も強いのが学業について。
親の関心が最も強いのは本来子どもの課題であるはずの学業について。
彼のご両親がそのことをご存じだったかどうかは定かではないけれど、
戴いたお手紙からも素敵なご両親だということは感じ取れた。
もう一つ・・・彼から学んだこと。
「近頃の若い者は・・・」ってつい言いたくなることも多いけれど、
近頃の若者はなかなかいいもんだ!って感じさせてもらえたこと。
前期の前半で「このゼネレーションギャップはもうどうしようもないのか!?」と
つい弱気になりそうで心折れそうになった時もあるけれど、
慌てず、焦らず、諦めず・・・信じて一生懸命向き合えば、
こんな素敵なご褒美がやってくる。やっててよかった!
お陰で9月末から始まる後期もがんばる勇気を与えてもらえた。
人の心も移ろうものだけど、必ず明日に向けて続いているですよね。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
アドラー心理学講座 カスタマイズHappyレッスン
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