父と母の老老介護

2017.12.10

毎年この時期になると、年末両親とどこに行こうか悩む。
今年はあまり遠すぎず下関にしようかと。
唐戸市場もあるし、赤間神宮とかもある・・・少し温かいかも。
去年の下関の海響館のツーショット

こんな笑顔が見たくて・・・色々考える。
下関で何とか予約が取れたと思ったところに、
母が転倒したと父から連絡が入りました。「帰りに寄ってみてやってほしい」と。
このところ転倒が多くて困り果てている様子。
何とか骨折は免れてはいたようで安心はしたけど、
動いたことでさらに痛みが出たようで戻ってからずっと痛がり横になっている。
今いる施設はサービス付高齢者住宅。
父は要支援と母は要介護・・・セットで入れる施設はなかなか難しい。
入れても同じサービスではないため、別の部屋で暮らすことになる。
転倒して、食事も部屋、トイレに行くにも介助がいる。
ナースコールをならせばいいのに父は自分でやらなきゃとがんばる。
今日も食事時、ベッドを上に傾けたほうがいいのではと言うと、痛がるからと。
食事を運んでくださった介護師の方が母の身体を動かし何とかあげる。
倒す位置が悪いと痛いはず。
身体を支えて動かすことは、足の悪い父には負担も大きい。
父の思考も八方塞がり気味か・・・。
ふと思う。サービス付住宅に住んでいるのに、老老介護を部屋でやってる。
これじゃ何のために故郷を離れ、慣れない土地で生活を始めたのかわからない。
帰り介護主任さんと話す。
「ナースコールいつでも鳴らしてくださいね」とはお伝えしているんですが・・・。
サービス付住宅の場合は生活者の意思が優先されるので、
要望を出さないと動くに動けない痛し痒しのところもある。
ケアマネさんに状況と娘としての考えも伝えて戴くことに。
両親の介護の問題・・・誰にでもいつか起こりうる心配ゴト。
私の場合は、自分が金銭的な負担をしているわけでもなく、
自分にできることしかしていない状況。
別の見方をすれば贅沢な悩みだと言われそう。
どちらかに何か問題が起きた時、何かサポートできることを考えることぐらいしか
できない。父にまかせっきりであることも事実。
手紙 〜親愛なる子供たちへ〜
【作詞】不詳
【訳詞】角 智織
【日本語補詞】樋口 了一
【作曲】樋口 了一

年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた

悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがることきには 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない
足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら
あなたが か弱い足で 立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい

私の姿を見て 悲しんだり 自分が無力だと 思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力が ないのを知るのは つらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい

きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛を 持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ

望むことは二人が笑顔で暮らしてくれることだけ。
私にできることは何か考えてみよう。
年を重ねるごとに弱っていく両親をみていて悲しんでいる場合じゃないんだよな。
「盆と正月ぐらいはここに居たくない」という両親だけど、
今年はどこかに行くことよりも、二人の部屋に通い親子水入らずの楽しい時間を
どうすれば過ごせるかを考えなきゃいけないのかもしれない。
お料理を作って通ったり、部屋で一緒にできる遊びを考えたり・・・
お天気が良ければ父を散歩に出し、母と過ごすとか・・・。
私にとってはどこかに連れ出しお出かけするよりも大きな課題。
母が元気を取り戻し少しでも機嫌よく過ごしてくれ、父の笑顔が戻るために
できることは何か・・・考えてみよう!
少ししめっぽいお話でごめんなさい。私は元気です。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
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