人生には質がある

2018.01.02

お天気のいい二日。
御とそを戴きながら大学駅伝を見て、納骨堂の祖先様にご挨拶に。
 
下のお骨の入っている棚も開けて祖父母の写真を出してみる。
実家に戻っていたころは、いつも仏様にお参りしてから元旦がスタートしていたっけ。
サ高住に住む両親は、毎日は小さな御仏壇をお参りしているけれど、
ここに来るとご先祖様に会えて良かったという。
 
おじいちゃん、おばあちゃんの懐かしい顔写真をみて
まだ元気だったころのことも思いだす。
ふと『死生観』について頭によぎりました。
死生観とは、辞書によると
死あるいは生死に対する考え方。またそれに基づいた人生観。−大辞林より−
西洋医学では延命をして、いかに長く生きる化に重点を置かれてきたけれど、
現在では、西洋医学の限界が認識され、
いかに生活の質(QOLクオリティ・オブ・ライフ)を高くして、心地よく生きるかという
「ホスピス(緩和ケア)医療が注目されてきています。
ホスピスではCure(治療)よりCare(ケア)と言われ、
「症状」に焦点を当てるのではなく「人」に焦点を当て、
社会的側面や精神的側面も含めてケアしていこうという考え方です。

QOL…キャリアについての観点からは、内的キャリアの部分に当たります。
キャリアとは、人生の生き方、生き様です。
キャリアカウンセラーになり立ての頃は、どう生きたいか、どう在りたいかという
未来に向かう人生しか意識できていなかったかもしれない。
人生の折り返しを迎えた頃からやっと人生の終着点があることを意識できたから。
そして、スポーツドクター辻秀一先生のもとで学び始めたころ、
パッチドアドアダムスの話を聴きました。
この映画との出会いで内科医だった辻先生が、人の病気を治すことよりも、
「本当に生きるとは」を考え、人が自分らしく心豊かに生きること、
QOLのサポートを志す人生の転機となった・・・
その時、改めてQOLについてより深く考えるようになりました。
納骨堂で、骨壷を指差し、「私らが死んだらここの段の棚じゃね」
といっている両親を見ながら、二人が自分らしく心豊かに過ごせているだろうか…
ま、年末母の転倒があり、色んな事があったので今のサ高住に不安があり、
そんなことを考えてしまいました。
私の仕事は、向かい合う人たちが、より良く生きるためのサポートです。
身近な両親にも、年々身体もしんどくはなるのでしょうが、
より心豊かに幸せな毎日を過ごせてもらえたらと思います。
よし、今年も元気にがんばろう!! 
自分と大切な人たちをHappyにするために。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。
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