コンサルティング会社さんとの打合せ。
担当者が変ったこともあるのか、初めて上の方がみえた。
今企業が求める社員教育へのニーズはどうか聴いてみました。
多くの中小企業さんが、今後何を取り入れたらいいか迷われているとのこと。
またドーナッツ現象で、一般的に言われる中間管理職クラスの人数不足。
管理職が時代変化についていけていないことへの不安など・・・
挙げられるようです。
その中で私なりの意見をお話しさせて戴きました。
「知識・スキル・テクニック」に関わる教育を“Doing教育”
「あり方・姿勢・志」に関わる教育を“Being教育”とする呼び方があります。
企業における教育は、圧倒的に“Doing教育”を主流でした。
目標管理体制でやっている時は、Doing教育が主流となるのは当然でしょう。
ただその結果として、身も心も疲弊して心を病む人たちが多発。
そもそも、人生を豊かにするために、幸せになるために働いているはずなのに、
何のために仕事をしているのか、見失ってしまった人たちも増えました。
そこで出てきたのが働き方改革ですから。
その時代変化にどう対応していくのか、今企業・組織も問われています。
そうなると企業での人材教育の在り方も、今一度根本から見直す必要が
出てきて当然です。企業自身にBeingが問われていることになります。
つまり、企業としての在り方や、存在価値、何を目指し、どう働いて欲しいか、
改めて問われることになります。
ここに、これからの企業が成長し続けていくための教育の在り方のヒントが
せっかくの知識もスキルも、活かせてなんぼです。
不幸になるために働きに来ている人などいませんから。
BeingもDoingもどちらも大事です。
ただ、どうもやり方だけに集中し、そもそもの根底に置くものがどこかに
忘れ去られているような気がして仕方ありません。
ここ数年取り組んできた理念浸透ソリューションは、企業や組織に根底から
その存在価値や目指すところを問い直し、明確にする作業と同時に、
そこで働く人たちがどう働くのか、どう貢献していくのか、自分たちで決めます。
今、まさにこの部分が揺らいでいる企業や組織が増えているのかもしれません。
なんてノー天気な顔をしていたら、「先生楽しそうですね」と言われてしまった。
楽しいに決まっています。