考えてみることに意味がある

2018.06.25

 今日もいいお天気で緑がきれいな朝です♫
月曜朝イチ 修大生とモーリーの15日間 ?11

今日は社会人3人のゲスト。
卒業生と、エクステンション講座受講生のお二人。
指合わせ挨拶の代りに、前回の「はたかちカード」から導き出した3つのキーワードで
対面プレゼン2本からスタート。
たった3つのキーワードから、話をつなげていくこと、意味価値の深堀ができたこと、
メンバーのプレゼンのわかりやすかったポイントを取り入れてやれたこと、
具体的な例を入れて喋れた・・・etc
全員が一週間前よりも成長できたことを感じていました。
終盤にきて二つ問題発生!!
一つは留学生が母国での術後体調を崩していること、
そして、もう一つは、三回寝坊欠席をしたメンバーから救済のHelpがかかったこと。
留学生は休学をする方向で手続きをしている。
一緒に学んできたコーチングファミリーとして、がんばっている彼女に
声をかけようということ、そして体調がいい時は出たいと言っていること。
もう一つは、三回寝坊で欠席をしたメンバーから救済の申し出があったこと。
グループメンバーにも助けを求め、今日全員から救済の許可をもらう予定だった。
が・・・また休んでしまった。
あえてみんなに問いかけました。
本人不在の中で、どう考えるのか。もし自分のグループに同じような問題が
起きたらどう対処するのか。
きっとめんどくさいと考えたメンバーもいたはず。
正解の無いことを、あえて自分ゴトとして考えてみることが大事だと考えます。
本音でしゃべってみる。本気で考えてみる。
岸見先生の本の言葉を借りれば、
答えがでないことを考えることは決して無意味ではない。
答えに至る過程にこそ意味がある、
問いに対する答えはできなくても、考え方の道筋や、方向性が少しでも
明らかになればいい。・・・でしょうか。
今日は予定の講義は中止して、話合いの場に。
グループメンバーは、先輩が自分の体験も含めてサポートに入ってくれました。
本当に当事者のために、できることは全てやったのか。
やっていないことに気づいていました。
彼らは、もう一度説得を試みます。
救済しない・・・に手をあげたメンバーもいました。
救済するかしないか、本人の気持ちと姿勢態度をみて決めたいということに決定。
さっさと切ることは簡単だけど、自分の問題だと言う事も簡単だけれど、
それをしないで皆で考えることが、いい学びになると信じます。
社会に出て、どうしようもできないような問題に突き当たることはたくさんあります。
その時、逃げ出すのではなく、ちゃんと問題に向かい合うこと、
そして、自分だけでどうしようもない時、ちゃんと助けを求めること、
考えてみるだけの価値があると信じたい。
今の学生たちは、深く【考える】ことをできるだけ避ける傾向にあります。
答えを欲しがるし、誰かが言えばまあそれでいいんじゃない・・・と合わせてしまう。
育てるには、丁寧にじっくり問いかけながら体感させていく必要があります。
でも、情報量も多いし、頭もいいから、急速に伸びる可能性も大きいと考えます。
今回の件は、皆が望むように本人が出てくるにはかなり勇気もいること。
出てこない可能性も高いけれど、本人も皆も何かしら大切なことを
得ることができると信じます。
最後、折角参加してもらった社会人のお二人にも感想を述べてもらいました。
自分たちが学生のころより、ずいぶんプレゼンや学び方が違うことに驚いていました。

また、自然に中に入り一緒に話し合ったり考えがきけて楽しかったそうです。

ミントン先輩は、毎度学生たちに起こる問題に遭遇できて楽しんでいます。

先輩として、少しでも役立てたらとサポートをしてくれます。
私も問題が起きるほうが、学生たちのために学びのチャンスだと楽しくなります。
終了後、昨年前期メンバーが会いにきてくれました。
学ぶとは、知識を得ることだけではなく、そのプロセスで体感的に学び、
考えてみて、アウトプットしてこそ深まり使えるようになること。
今回の出来事で、学生たちの学びと成長が楽しみです。
今日もブログに来て頂きありがとうございます。
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