生きてるだけでまるもうけ

2010.10.16

紅葉の色付く季節
ちょうど去年の今頃、母が交通事故で首骨折でICUに入ってしまったのが14日でした。

先日父からの電話で 「一年経ったしよくがんばったから一緒に祝いをしてやりたい」とありました。

思い出した・・・いつも冷静な父が我を失い慌てふためき一喜一憂している様子に
超繁忙期の自分ができることは何かと・・・(汗)
毎日電話をすること、ほとんど料理などできない父におかずを用意すること
そして・・・初めてICUで眠る母を見た時 撮った写真を貼り母ノートを作った
「生きていてくれてありがとう!!」と自分の気持ちも書き添えて。

生きてるだけで丸儲け・・・
明石家さんまさんの言葉に何度励まされたことか(*キラリ*)
あれから一年・・・もちろん完全とは言えないけれど、自分の足で立って歩き、
二人で寄り添いながら生活してくれています。感謝 感謝です*キラッ*

先日、耳にしたTV番組の中で(奇跡を起こす・・・何とか)
人生を読み解く方が、余命宣告を受けた母との暮らしに絶望感を持つ人にむけて
アドバイスしていた言葉が頭をよぎりました。
「死を看取ることは親からもらう 最後の教育」

親は生きながらにして、生き様 死に様を身をもって教えてくれているのだと思うと
いい悪いではなく、真正面から受け止めなきゃなぁと思えました。
生き方哲学 死生観を自らも深めていくのが人生であると感じます。

凄い言葉だなぁ・・・・でも何だかとても心に落ちてくる言葉でした。
明日から大阪出張で帰れないので 改めて母に電話しました。
「生きていてくれて 
ほんとうにありがとう!・・・」
逆にお礼を言われてしまったけれど

素直に伝えることができて、心が穏やかになれました。
伝えたくてもなかなか伝えられない言葉・・・伝えてみよう!
感謝感謝の今日も是好好好日にございます。   報恩感謝。