アウトローの学び方≪不安から自分を守る≫−50−

すぐ目の前にあったはずの目標が、いきなり大きな人生の課題に膨らみ、
見えない状況を作り出していた。
今何をすべきか…、今のままの自分でいいのか…、
今 会社から投げ出されたら何ができるというのか…。

日常の仕事の技術や技能を伸ばすことは切磋琢磨するが、
仕事を通してどう自分の人間力（生き様）を高めるかには、
意外と意識ができていないのかもしれない。
そうなると足元はグラつく。

今の仕事や会社に不安を抱く前に、
自分自身がどんな業界にいこうと通用する
 ヒューマンスキル（人間理解力）は大丈夫か…
目を向けてみるといい。

この会社だから許してもらえているだけ…なんてことも多くあるはず。
エンプロイアビリティ（どこでも通用する職業能力）という基礎力が欠けていると
どこにいこうが通用しない。
もう一つ、チャレンジを続けるための≪攻撃術≫は身につけている人でも、
案外自分を守る為の≪防衛戦略≫も同時に必要だということは
理解できていないのかもしれない。

実は目に見えないストレスは日々の生活での【無防備】から起こるものが多い。
安易に受け取る≪負のエネルギー≫…
無防備だからこそ心的ダメージも大きい。

私自身もまた駆け出しの頃、
ストレスの多い職場のスタッフサポートに入っていたとき、
目の前で繰り広げられる人間関係の歪から起こる≪負のエネルギー≫に
自分が疲れや焦燥感を感じた時期がある。
このままではサポートする自分が持たないと、慌ててメンタルを整えていく学びを
スタートさせたという経緯もある。
仕事の能力と同時にその中で自分を最高に活かす攻撃術と
不安を取り除く防護術も必要になる。