女は強い…よりしなやかに!

2009.05.15

今日はNOMA総研さんからの仕事。
大阪にある一部上場メーカー企業さんの「女性社員キャリア研修」です。 
今年は東京本社や筑波からの参加です。
   
在籍2年から15年という幅広いメンバー8名。昨年は関西中心メンバーでした。
今年 初めて一般職から総合職への移籍も可能となり、[ただ総合職になりたい…ではなく自分のここまでのキャリアも整理しながら、真剣に検討をしていってほしい]と事前アナウンスが入っていたとのこと。 真剣に自分を模索していきます。
特殊な業界ということもあり、まだまだ女性人数も少なく女性管理職もいない状態。 その中で人事も模索しながら女性の活躍の場を広げようとされています。

『キャリアデザイン』『キャリア開発』という言葉は広く知られるようになってきていますが、大手でも模索しながらようやく3〜5年経ってきたというのも事実でしょう。ということは中小企業ではまがまだが現状…ここにきて昨年後半からのリーマン・ショック。その打撃で 企業は存続そのものを問われる時代です。

ただバブルが弾け砕け散った頃と違うのは、その時教育費を削り、人員削減をして、新人採用も何年もしなかった…そのツケがドーナツ化現象を引き起こし 何年もの間苦しんできた…それを知っている企業で、なおかつ余力があるところだけが、何とか教育費を捻出して実施しているということです。 今日も人事担当の方とお話していても厳しい現状での努力は涙ぐましいものです。

今年も女性再就職支援のお手伝いの依頼も何件か戴いていますが、この実態を知らない女性たちも多いのも事実。 女性社員中心の化粧品メーカーなどのような職場は別ですが、大半が男性社員が占める会社では研修のチャンスでさえも、ここ最近という会社だってあるのです。 

「働く」を もっと真剣に考えよう!そう言いたい。
男性が…女性が…なんて言っている場合じゃないのよ!歴史的な問題も確かにあるけれど、それ以上の経済状況なんだもの。
誰もが必死で働くことや生き抜くことを考える時代なのです。 

「淡々と仕事をしてきたから、総合職などと考えて見たこともなかった。それくらい居心地のいい安定した会社だったんです。でもほんとうにそれでいいのか…本気で働き方を見つめていきます」 とても印象的でした。

社内ロールモデルがいなかれば…自分たちがロールモデルとなればいい!
自分のロールモデルは、外にいる女性たちでも 世界で活躍する女性たちだっていいんだもの! 

彼女たちの中で 何かが動き始めている…先駆者はそれなりの苦労や苦痛も伴うけれど、先駆者にだけしか味わえないであろうそれ以上の喜びや感動もあるはず。 …だから今、何をする??

女は強い! だけど女の身体は繊細!自分で自分の心と身体も管理して
しなやかに 強靭に 人生も仕事も 欲しいものはゲットしていこう!!
100年に一度の危機を乗り越えていけるのは、女性パワーかもしれない!!

リクエスト通り…「いっぱい笑って考えて、厳しさもあり!」 だったかしら。
まだまだ磨けば光るすてきな女性たちでした。報恩感謝。