宝在心

2009.02.23

一、心に物なき時は 心広く体泰なり

一、心に我儘なき時は 愛敬失わず

一、心に欲なき時は 義理を行う

一、心に私なき時は 疑うことなし

一、心に驕りなき時は 人を教う

一、心に誤りなき時は 人を畏れず

一、心に邪見なき時は 人を育つる

一、心に貪りなき時は 人に諂うことなし

一、心に怒りなき時は 言葉和らかなり

一、心に堪忍ある時は 事を調う

一、心に曇りなき時は 心静かなり

一、心に勇みある時は 悔やむことなし

一、心賤しからざる時は 願い好まず

一、心に孝行ある時は 忠節厚し

一、心に自慢なき時は 人の善を知り

一、心に迷いなき時は 人を咎めず

上杉家家訓16カ条 『宝在心』
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NHK大河ドラマの“天地人”が放映されている。
上杉謙信が 言った『己の義』という言葉が頭に残る。
『己の義』とは…なんだろうと。

義とは:
?道理、条理、物事の理にかなったこと。人間の行うべきみちすじ。

?違いを捨てて条理に従い、人道公共のためにつくすこと。

?意味、わけ。言葉の内容

?キリスト教で、神の正しさ。また人の、神の前の正しさ

『宝在心』…宝、たぶん幸せは外にあるのではなく、自分の心の中にある…という教えだと思う。

全ては自分の心の中…その≪己の義≫を裏切ることなく、常に心と行動を磨けよ!との教えだろうか。

まだまだ迷いや羨むことだらけ…修業が足りません。