「危険から守り給えと祈るのではなく、
危険と勇敢に立ち向かえますように。
痛みが鎮まることを乞うのではなく、
痛みに打ち克つ心を乞えますように。
人生という戦場で味方をさがすのではなく、
自分自身の力を見いだせますように。
不安と恐れの下で救済を切望するのではなく、
自由を勝ち取るために耐える心を願えますように。
成功のなかにのみあなたの恵みを
感じるような卑怯者ではなく、
失意のときにこそ、
あなたの御手に握られていることに
気づけますように。」
「奇跡のリンゴ」文中より
ラビンドラナート・タゴール「果物採集」
(石川拓治訳)
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自分の中にある≪陰と陽≫
守られたいと祈りたい部分と、
立ち向かう自分でありたい
人生という戦いの場で見方を探してしまう自分と、
自分の力で立てる自分でありたいと…
弱い自分を取り繕い隠して生きることは
随分疲れる生き方だったと思う。
弱い自分がいることを認めながら、
ありたい自分を生きる…
そんな生き方をする人間でありたいと思うのです。
奇跡のリンゴ