人間を襲い、蝕む天敵。
それは心の中に巣くう不平不満である。
事あるごとに沸き起こってくる不平、不満、愚痴こそ、人間を滅ぼす天敵である。
人間を損なう天敵の対極にあるもの、それが感謝である。
心が感謝の思いに満ち溢れた時、あらゆる不平不満は一気に消え去る。
感謝こそ人間という生命体を健やかに成長させる根幹である。
―致知2006/2 特集『感謝報恩』より―
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自分ひとりで生きてきた…と思っていた頃があった。
誰もが信じられず敵に見えていた頃もあった。
そんな時はやっぱり…不平・不満の塊だったように思う。
『生かされている」と感じたとき、初めて心から感謝するということを知ったように思う。いつも誰かに支えられていると思い知らされた。
≪恩≫という字は〈口〉と〈大〉と〈心〉から成っている。〈口〉は環境、〈大〉は人が手足を伸ばしている姿。何のおかげでこのようにして手足を伸ばしておられるか、と思う心が【恩を知る】ということである。…とも書かれていた。今なら少しだけ理解できる!