『招待』

2006.01.17

〜 オライア・マウンテン・ドリーマー
    (ネイティブアメリカンの長老)の詩 〜

あなたが、生活のために何をしているかは、
どうでもいいことです。

私は、あなたが何に憧れ、
どんな夢に挑戦するのかを知りたいと思います。

あなたが、何歳かということも関係のないことです。

あなたが、愛や夢や冒険のために、
どれだけ自分を賭けることができるのか知りたいのです。

あなたが、どの星座に生まれたかということも、
どうでもいいことです。

あなたが本当に深い悲しみを知っているか、
人生の裏切りにさらされたことがあるか、
それによって傷つくのが怖いばかりに、
心を閉ざしてしまっていないかを知りたいのです。

あなたが自分のものであれ、人のものであれ、
痛みを無視したり、簡単に片づけたりせずに、
それを自分のものとして、
受け止めているかどうかを知りたいのです。

また、喜びの時には、それが私のものであれ、
あなたのものであれ、心から夢中になって踊り、
恍惚感に身をゆだねることができるかを知りたいのです。

気をつけろとか、現実的になれとか、
たいしたことはないさなどと言わずに。

私は、あなたの話すことが本当かどうかには、
関心がありません。

私はあなたが自分自身に正直であるためには、
他人を失望させることでさえ、
あえてできるかどうかを知りたいのです。

たとえ裏切りだと責められても、
自分自身の魂を裏切るよりは、
その非難に耐えうる方を選ぶことができるかどうかを。

たとえ不実だと言われても、
そんなときにあなたがどうするかによって、
あなたという人が信頼に値するかどうかを知りたいのです。

私は、あなたが本当の美がわかるかを知りたいのです。

それが見た目に美しく見えない時でも、
毎日そこから本当に美しいものを、
人生に汲み上げることができるかどうかを。

私は、あなたがたとえ失敗しても、
それを受け止めて共に生きることができるかどうか、
それでも湖の縁に立ち、銀色の輝く満月に向かって、
イエスと叫ぶことができるかどうかを知りたいのです。

あなたが、どこに住んでいるか、
どれだけお金があるかはどうでもいいことです。

それよりも、あなたが悲しみと絶望に打ちひしがれ、
どんなに疲れ果てていても、また朝が来れば起き上がり、 子どもたちを食べさせるためにしなければならないことを、 するかどうかを知りたいのです。

あなたが、誰を知っているか、
あなたがどうしてここへ来たかは関係ありません。

私とともに決して怯まずに、
炎の只中に立つことができるかどうかが知りたいのです。

あなたが、どこで、何を、誰と勉強したかは、
どうでもいいことです。

私が知りたいのは、皆が見捨ててたった一人になったとき、
あなたの内側からあなたを支えるものは何かということです。

私はあなたが自分自身としっかり向き合い、
その何もない時間の中にいる自分を、
心から愛しているのかどうかを知りたいと思っているのです。

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とっても深い言葉ですね。大切なものは、大切なことは何なのか・・・じっくりと深く問いかけてくれます。
ちゃんと自分を大切にしているか、自分を愛しているか。根っこの部分を問われているように感じます。
全部取っ払った私は、わたしらしくいられるだろうか!?  YES・・・と叫んでもらえる大切なわたしになりたいな。