【おもい】

2006.03.28

あーあ
思いどおりにならなくて
ほんとうに よかった

こんな汚ない根性で
思いどおりになっていたら
何人 人を殺したやら…
何人 敵をつくったやら…

今 太陽の下で
おしゃべりに夢中になれるのも
思いどおりにならなかったおかげ…

あーあ
おもいどおりにならなくて
本当に
よかったなあ…

癌だって
おもいどおりにならない人生だもの
あたりまえ…
おもいどおりにならぬ恩恵
良かったなあ…

−鈴木章子『癌告知のあとで』−
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思い通りにならないことを本当に知ることが出来るのは、大病にかかったりと【生きる】ことの難しさを真向から突きつけられて初めて実感できるのかも知れない。

思い通りにいかないことに不平・不満、愚痴にして、自分から逃げていることが何と多かったことか。未だに意識していないと、そんな≪誰かのせい思考≫が頭を掲げる・・・。思いどうりにいかない・・・だから自分はどうするのか?次に何を考え どう手を打つのか?

少しだけ休息するもよし・・・立ち止まって空を見上げるもよし・・・でもやっぱりひと休みしたら、自分の人生、自分で切り開いていきたい。