先日、脳傾向性診断解説&カウンセリングで学生さんとセッション中にこんな質問が出ました。
「『多様性』って『なんでも無条件に受け入れること』ですか？ これってめちゃキツいんです」
『多様性』が叫ばれる中で、誰でも無条件に受け入れなければならないと思い込んでいる人が意外と多いのかもしれません。学生はもちろんですが、抵抗感を感じている大人も多い。
『多様性』とは、誰でもなんでも無条件に受け入れることではないと考えます。だからと言って違う意見を持つ人を「排除する」ことでもないですね。様々な個性や価値観を排除せず「そこにいてもいいよ」ととすること、「考え方は違うけれど、協力できることは協力しようよ」ということではないだろうか。
だからと言って「違う考え方を全て許すのか」というとそういうことでもありません。会社やチームで「みんな違っていい！！」では、意見はまとまらないしプロジェクトも仕事も進まなくなります。組織には、そこに集まるメンバーが大事にしたいこと、目指したいこと・・・共通の価値観や理想（ビジョンや理念）を抱きながら集まるメンバー一人ひとりの個性は違うけれど、理想に向けて協力して実現に向かおう。そのために自分は何ができるかを考える。そしてチームみんなで補完しあっていくことが大切であると考えます。
色んな考えがあっていい、色んな意見があっていいという考え方を「多様性を認める」と勘違いして、違いを受け入れてもらうことを求めがちになる方もいます。何でも認めて、何でも受け入れてしまうことは、何をやっても平気と思われがちになってしまう風潮は危険を感じます。
他者との違いに違和感を感じる・・・実はこれって大事です。
ジグソーパズルのピースを考えてみるとわかりやすい。
パズルのピースには凸凹があります。この一枚を人間に例える。誰でもが人より少し上手にできる得意や強みを持っています。逆に苦手で足りない部分もあります。
日本の教育って、どちらかと言えば、飛び出している部分は平たんになるように、そして凹んでる部分を埋めていくようだと思いませんか。そしてみんなが同じ真四角になることを目指している。
確かに見た目も綺麗で揃っている。一つひとつのピースが画一的でみんな同じ。これって気持ち悪くないですか？ みんな違っていてはダメでみんなおんなじ。一見綺麗だけれど、何か不具合が起きたら脆く崩れ落ちていく。
足りないを補い合い、補完しあっているということは、一人ひとりが強みを知っているし足りないなら力を借りることも知っているので少々のことでは崩れません。逆に、同じであることを求められた組織はみんな横並びでいることを大事にしているので脆く崩れやすいものです。
多様性を認めることができるようになると、自分の幅がどんどん拡がリます。新しい考え方、捉え方を知ることで、見え方もみる角度も違うことを知り、その上で一つの方向性に向かっていくよう話し合い調整しあっていく力がついて、コミュニケーション力が身につくからです。
そのきっかけにブレインアナリストプロとしてお勧めなのが、脳傾向性診断です。自分の思考の傾向性を知るとは、自分の強みを知ることです。強みを知ることで自分が具体的にイメージされていきます。するとそこにアンテナを張るようになるのでチャンスに気づけます。
上記の学生さんは、「マルチタスクであることがいいと思っていました。グループの中に入ると、一人ひとりの言うことを全て受け入れ認めなければならないと考えてたんです。リーダーになった時、色んな人が色々言い出し収拾がつかなくなり、結局全てを自分が中心にやらなけれいいけなくなって苦しかったです。」めちゃ苦手なことも引き受け頑張っていたようですね。
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今日はありがとうございました✨
脳傾向診断で自分の強み、弱みを改めて見直せて、とてもいい経験になりました！
今までは様々なことをマルチにこなせる事が1番大事だと思っていたんですが、今日の診断結果を経て人には向き不向きがあって苦手な部分は頑張る必要はないという言葉がとても心に刺さりました！！
苦手なことは得意な人に任せればいい、今までの自分に伝えてあげたいです。
これからは得意を発揮するために常にアンテナを張ることを意識的に取り組みたいと思いました！
今大学3年生でこれから就職活動が本格化するこのタイミングで自己分析するとても良い機会でした！ 本当にありがとうございました。
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